2022/01/18 20:55
2021年初冬、晩秋から約1カ月ほど寒風にさらして干し上げた南信州特産の「市田柿」は12月中旬頃にできあがります。
うっすらと白い粉がふき、ほんのりと堅くなると、中身は柔らかなまま鮮やかな朱色(柿色)に光り輝きます。
長野県南部にある下伊那郡高森町の市田地域の地名から「市田柿」といわれます。
中央アルプスと南アルプスに挟まれ、その谷間を流れる天竜川の自然環境が、渋柿を甘く上品な干柿へと仕上げてくれます。
室町時代には干し柿が作られていたという文献もあり、500年以上も前から飯田下伊那地方に伝わる天然のドライフルーツです。
「市田柿」は地域ブランドとして商標登録されており、他地域で育成することができない稀少な品種の渋柿「市田柿」を、地元でのみ干し上げを許されていることで、地域ブランド認定されているものです。
白い粉に覆われた上品な姿と鮮やかなあめ色の果肉が特徴で、高級ドライフルーツとして人気です。
もっちりとした食感と上質で天然の甘みは自然の賜物です。
12月に、市田柿を合計100袋ほど納品させていただきました。
市田柿は12月~翌年の1月末くらいまでの季節限定のため、冬のギフトに大変喜ばれる希少なものです。
来シーズンには、もっと仕入れに力を入れ、より多くの皆さまにお届けできるようにしたいと思います。